ドケルバン病とは…
親指を外に広げると手首の辺りに二本の線が浮かび上がるのが分かると思いますが
これは短母指伸筋と長母指外転筋の腱でありこの二本の腱が腱鞘との間で生じた腱鞘炎をドケルバン病といいます。
腱鞘とは…トンネル状の形を呈してその中を腱が通りスムーズに動くように固定されています。
腱とは…一般的に”スジ”なんて言われてるもので、筋肉は最後腱になり腱鞘の中を通り骨に付いて、
力を入れると筋肉が働きそれに伴い腱が動き、関節が曲げ伸ばしができるという仕組みです。
症状
症状は親指側の手首を動かすと痛みがあり腫れがあり押すと痛みがあります。
また親指と手首を小指側に向けると痛みが強くなります。(フィンケルシュタインテスト)
日常生活で使い過ぎたりスポーツ障害でも痛めますが、例として最近ではスマートフォンの普及により、
親指を使う頻度というのが圧倒的に増えた事でそこに負荷がかかり過ぎて痛める方が多い怪我です。
治療
治療は中周波や超音波といった物理療法を施し、筋腱の柔軟性をだす為、
手技療法といったマッサージを含めた治療を行います。
また安静にする事が大事ですが生活する上で親指は常に使用する場所だと思います。
テーピング処置をする事で負荷を軽くし痛みを抑え使用しながら炎症を抑える事ができます。